御祈願は雷神社へ
〒289-2616 千葉県旭市見広1371番地
≪神葬祭の手順≫
※ セレモニーホールを使用することが一般的なったため、古式に則った「葬列」などに
ついては割愛する。
@ 枕直し(まくらなおし)の儀
神棚・祖霊舎等に個人の死を報告し、神棚の前に白い和紙を下げる。(神棚封じ)
体には白の小袖を着せ、北枕に寝かせ、枕元に守刀を置く。前面に祭壇を設け、
酒・塩・水、故人が生前好んだ物等を供える。
※ 家族や親族等で行う。
※ 神棚封じは50日で解く。その後は、お札等を祀る。
A 納棺の儀
納棺し、仏教では経帷子(キョウカタビラ)の相当する「神衣」と呼ばれる狩衣をかたどった形
の白い衣装を着せ、男は笏(シャク)を持たせ、烏帽子を被せる。女は扇を持たせる。(神様
の形をつくる)
※ 家族や親族等で行う。
B 遷霊祭(せんれいさい)及び通夜祭
通夜祭は仏教の通夜に当たる。遷霊祭は故人の霊を霊璽(レイジ:位牌)に遷し留める儀
式。神職が祭詞を奏上し、参列者が玉串奉奠等を行う。
C 葬場祭(そうじょうさい)及び発柩祭(はっきゅうさい)
葬場祭は仏式でいう告別式。故人に対し最後の別れを告げる。神職の祭詞を奏上、参列
者の玉串奉奠、弔辞等を行う。発柩祭は出棺の時に行う。
D 火葬祭
遺体を火葬に付す前に、火葬場にて行う。神職が祭詞を奏上し、参列者が玉串奉奠等を
行う。
※ 火葬祭を通夜祭の前後に行う例もあるが、本来はこの順で斎行するものです。止む
を得ない場合であっても、通夜祭の前に行うべきではない。
※ 「火葬」の習慣は、仏教由来のものであり、世界的には珍しい。日本でも土葬を本
義としている。
E 埋葬祭
墓地に遺骨を埋葬する儀式。はかの四方に竹を立て、注連縄を張る。神職が祭詞を奏
上し、参列者が玉串奉奠等を行う。
※ 火葬後、一旦自宅に帰る場合や、自宅で50日留めてから埋葬する所もある。
F 帰家(きか)祭及び直会
帰家は、祭火葬・埋葬を終えて自宅に戻り、神職のお祓いを受け、家の門に塩をまく。
直会は、「お清め」にあたる。
※ 直会を、葬場祭後に行うこともある。
G 御霊祭(みたまさい)
十日祭・二十日祭・三十日祭・五十日祭・百日祭・一年祭と続く。
※ 最近は、五十日祭までを葬場祭後に行うこともある。
◎ 一年祭以降は、三年・五年・十年祭と続き、以降は5年毎に御霊祭を行う。
※ 仏教の場合は、死んだ時を一回と数えるから、三回忌は二年で行うが、神式では、
実際に亡くなった年から三年目に行うのが三年祭。五年・十年祭等の数え方も同様と
する。
≪新盆祭り≫
日本には、仏教が伝来する以前から、亡くなった人や祖先の魂が、7月の半ば頃に家に帰ってきて、家人で迎える習慣があった。日本仏教ではこの習慣をお盆として取り入れた。神葬祭ではお盆とは言わず「一年祭」「盆霊祭」などの名称で、御霊をお迎えして祀ります。
て、仏教の例にならって祭壇を組み、一般の「新盆見舞い」を受けて差し支えありません。
但し、拝礼は神式ですから、焼香や線香は無く、玉串拝礼になります。