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御祈願は雷神社へ

〒289-2616 千葉県旭市見広1371番地

片目の白蛇HEADLINE

 昔昔、松沢村の熊野権現様は、三川浦に着いてそこから上がって、見廣、岩井、松ケ谷の村々の台地を通って、椿の海の向こうの松沢村まで行って、そこに祀られた。 御神体は、片目の白蛇だと云われていました。もとから片目ではなかった。それは三川浦より上がって、見廣村まで来た時、あまり疲れたので御手洗辺の日向で昼寝をしていたら、突然雷が鳴り出し、驚いた白蛇はあわてて藪より出かける時、篠竹の切株で目を突いて、それで片目になってしまったということです。 その為に熊野権現様は、雷を祀った雷神社をおきらいになって、十三年目毎の御神幸にも、三川浦まで来る道中の各村々のとりもちを受けて寄っているが、見廣村だけは寄らないで、こっそり通るのだと云われています。